2017年8/27 宝塚花組『邪馬台国の風』『Santé!!』ライブビューイングの感想

演劇
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8/27 宝塚花組『邪馬台国の風』『Santé!!』ライブビューイングに行ってきました。

前回の観劇は7月の宝塚大劇場。
邪馬台国の風はシナリオ・演出の違いを確かめるという点での楽しみもありましたので覚えている範囲でまとめました。

 

ネタバレ有り

 

古代ロマン『邪馬台国の風』
レビュー・ファンタスティーク『Santé!!』~最高級ワインをあなたに~

宝塚大劇場:2017年6月2日(金)〜7月10日(月)
東京宝塚劇場:2017年7月28日(金)〜8月27日(日)

 

花組公演 『邪馬台国の風』『Santé!!』 | 宝塚歌劇公式ホームページ
花組公演 『邪馬台国の風』『Santé!!』の情報をご紹介します。

 

花組さんを観劇する回数が多かったので下級生まで覚えてしまっておりまして・・・
みんなカッコいいしカワイイのです。そういう目線で語ることををお許し下さい。

 

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邪馬台国の風

気が付いた変更点と気になる点

冒頭の子タケヒコとお師匠様の技の謎を解く場面

大劇場でも後半には薬草に気が付き薬草を持ち上げてわかった!という演技をされていましたが
東京ではもっとわかりやすくわかった!という演出をされていました。

大劇場の前半は子タケヒコが「んー」と考えたと思ったらいきなり「ヤー!」と棒の練習しだしたもんだから
「!?考えへんのかい!お師匠様怒らへんのかい!
優しすぎるよお師匠様!まぁでもさおたさんなら仕方ない!」

と思った人多かったはず。

 

新女王誕生

花道から登場したタケヒコは新女王がマナだと気が付く場面。
大劇場ではマナははけてタケヒコの銀橋のソロになったんだけど、マナは出たままでソロが始まりました。
タケヒコのソロの中、とても切ない表情ではけるマナ。よかったです。

 

豊作祭り

イサカがタケヒコにフラれて「死ぬほど飲んでやるよ!」と大きな独り言を言ってはけるシーン。
大劇場では皆が祭りに行くとき下手にはけたので下手に祭り会場があるんだと思っていました。
でもイサカちゃんは上手にはけていきました。疾走して一人酒するの?となってましたが下手にはけてました。

豊作祭りがスタート傷心のフルドリとイサカが下手花道から登場。
そのまま花道で祭り見学。2人でイチャイチャしてるーと思ったらすぐ花道にはけていくという演出に変わっていました。

奇跡祭り

奇跡のプロ並み歌ウマ農民ビッグさんによるショー奇跡祭り。
あのメロディ頭に残ります。「きっせきだ!きっせきだ!」
あの場面大劇場ではそれほど意識してませんでしたが、タケヒコはマナからもらったマガタマ結構ぎゅっと握りしめていた気がします。

 

日食の場面

私は卑弥呼の話を少々知っていたので日食ねぇとわかりましたが知らない人はいきなり宇宙空間が広がるのでポカーンだろうなぁと思っていましたが・・・そこは変わらず。あれだけ暗転使ってきてココへきて宇宙空間。
そして一人ひとりに徐々に当たる超まばゆいスポットライト。ココ私の唯一の謎場面です。

とそれは置いといて。

明転してタケヒコが「今このときです!」と暗転して「うぉー」という戦に向かう感じの雄たけびみたいなのと+「カンカン!」と剣と剣とがぶつかり合うSE音が足されていました。あー闘ってるんだなぁとわかりましたけど・・・。

 

そしてエンディングへ

大劇場ではタケヒコとマナのデュエットダンスが始まり、真ん中でクルクル回って花びらが舞って幕が下りる演出でしたが、クルクルした後「成すべき事を成せ」を歌いながらマナを残し銀橋へ。
そのまま下手花道にはけて異国へ向かうタケヒコ。舞台で見守っているマナ。暗転し「ヒュ~」という風のSE音で終演。

記憶違っていたらすみません!

 

ちょっと余談

狗奴国もっと出してほしかったなぁとか、いろいろ伏線回収されてない感は同じでした。
アケヒと狗奴国の王、実は繋がってて・・・みたいなアケヒますます悪女説とかあるかな?と思ったらなかった。深読みし過ぎた。
奴王、アケヒ様、カヌハの悪役トリオよかったなぁ。
アシラはいつも闘いが終わっていいタイミングで来るよね。アシラも闘ってほしかったなぁ(ただちなつさんの殺陣がみたかっただけ)
ライブビューイングのタケヒコVSクコチヒコのカメラ割、ちょっと忙しかったけどめっちゃかっこよかったなぁとか。

タソさんがやっていたナシメ。調べると卑弥呼の右腕だった人らしいです。
卑弥呼が難升米(ナシメ)と都市牛利(シツゴリ)を魏に遣わしているそう。
魏の皇帝が卑弥呼へ金印を授けたというのは教科書に出てきますが、
海を越えやってきた2人を皇帝は大変悦んだみたいで、旅のねぎらいとかで2人にも銀印を授けているそうです。
魏へ向かい金印と銀印を受け取り邪馬台国へ持ち帰る。かなりの大役。それを卑弥呼が命じたのならかなり信用していた方なんでしょう。

 

千秋楽アドリブ

何かあるかなぁと思いましたが特にありませんでした!
フルドリやイサカ達の登場シーンでいつもなら壺?に棒が入るんですけど失敗。
「入った!」のはずが「マジかー」と言って笑いを誘ってました。

 

るなさんの髪型

るなさんの民の時の髪型がね、かわいいの。是非DVD、BDで観てください。
皆さん、いろいろな髪型なんだけどね。私の一番のツボだったのがるなさんでした。

Sante!!

プロローグ

東京劇場の歓声すごかったです。そして羨ましかった。
美女5人。1人1人に「ヒュ~」って言ってて台湾のDVDを思い出します。あんな感じです。

そしてライブビューイング勢が歓喜したのが・・・。
ちなつさんのアップのカメラ目線からの指差しを真正面からいただきました。
これはSSS席!ココにSSS席があったよ!

 

みりおさん

「Sante!!!」のところ気合の入った「千秋楽だSante!!!!!!」

 

KIZZAりおさん

「今宵は僕と」のところを花組ポーズで拍手喝采。
そして拍手を煽ってからのチャッ。チャチャチャ

みりおさん「今日はライブビューイングのお客様もいるから一緒に乾杯」
全員「カンパーイ!」

みりおさん「毎日たっくさん酔っ払って来たんだけどぉ。今日でこのお店は閉めようと思ってぇ~!」
組子と客席「!?」
みりおさん「なんで?ねぇなんでって聞いて?」
組子と客席「なんでー?」
みりおさん「あのぉ~。
今度お花屋さんをオープンしようかと思ってぇ~(照れ)
10月オープンだからみんな来てねぇ~。うふ、宣伝しちゃったぁ~ヒック!!」

色々なワインの花娘も気合入ってたし、緑のお二人ね。みりおさんに顔近づけるもんだからライブビューイングでは3人アップが結構あってめちゃめちゃ面白かった。流石です。

 

ベルサイユの紳士淑女

らいさんとイブさんの登場で拍手喝采。らいさんお辞儀。
最後は一番大きな「メルシー!」そして暖かい拍手。私涙。
お二人が終始明るい笑顔なのは悲しませない、しんみりしないようにという演出なんだろうけど。
それはそれで泣けてしまうんですよねぇ。歌詞も良いですもんね。

お二人は出てくる度に色々な色の花を付けてらっしゃいました。
そして登場する度の暖かい拍手。
本当に素敵でした。こっちが「メルシーだよ」と。

 

厨房

カレーさんいつも美味しくないのができあがっちゃうので今日は千秋楽。もしかして・・・
なんて思ってましたが全公演で一番不味かったのか「おぇええ」という声を初めて聴きました。
ライブビューイングだったから声を拾っただけかもですが。

 

グランレビュー

カンカン娘がかわいい。そして真ん中にはテンション高めなカレーさん。
「キャー」とか終始キャッキャウフフしていてそれをがっつり拾うマイク。追うカメラ。
カンカン娘にリフトされてカレーさん「たかいねぇ!」という声もバッチり拾われてました。

 

ハーブの香り

しぃちゃんの歌に合わせ、あきらさんとマイティーさんが踊ります。
今まで以上にあきらVSマイティみたいなバトルのような熱い闘い。

 

ローストの香り

美穂圭子様のピアフ、マギー様のマルセル。
このシーン。毎回鳥肌立ちますがアカペラでの『愛の讃歌』は生で聴くことができて本当によかった。と思います。
初見では知らずに美穂様の気持ちの入れ様に鳥肌が立ちましたが、
実話と知ってからは今度はマルセルのあの笑顔、二人の抱擁など様々な所作にいろいろ思いが込められていて・・・。
本当良いシーンです。

 

スー・ポワ(土の香り)

キキちゃんの「犠牲になることはない」の高音部分が本当キレイで素敵。
そして、音くりちゃんの素敵な歌声。心が浄化されるとはこのこと。
そして、らいさんといぶさんみりおさんの3人のダンス。
組子に囲まれての退団者とトップさんとのダンスという演出は本当どこの組もグッときます。

 

第21場

花娘が釣る場面です。気合が入ってます。
マイクめっちゃ拾います。「ハーイ!!」とかもう迫力満点。
最後の「シャルラ」のゆきちゃんウィンク。毎回とってもかっこいい!

 

パレード

キキちゃんがお辞儀の後に花組ポーズ!キキちゃんやってくれる!

 

ウィンクの嵐

皆さんの様々なウィンクを千秋楽でもされていました。
いろんな角度から見られるのもライブビューイングのメリットかもしれません。
らいさんは毎回いろんな方面にしてくれますよね。ほんと全部受け取りたい。

もっと語りたい。1個1個語りたい。けどここらへんで。

 

組み替え挨拶

さおたさんの二人への暖かいメッセージ。
さおたさん「努力を惜しまずこんなに成長して・・」
と言葉が詰まってらして、そこでライブビューイングのカメラはキキちゃんになり、さおたさんの方を見ながら眉間にシワを寄せて、涙を堪えてらしたのが印象的でした。
これは今文章にしていても泣いちゃいそうになるシーンです。

ひらめちゃんには「ヒマワリのように明るく可愛い娘役」と。
ひらめちゃんは花娘を誇りに思っているという挨拶で胸が熱くなりました。
熱い子なんだなぁと。そして本当可愛らしい娘役さんなので雪組にいっても活躍期待しています。

 

退団者挨拶

経歴と挨拶

経歴でこんなに笑ったのは初めてです。
いぶさんは花組の配属に決まり、男役トップになると決めたけど「くらわんか」で幽霊役に決まって関西弁やしちょろいと思ったら、打ちのめされて早々にコメディエンヌに路線変更したとか。

らいさんは名前決めの時に2文字の平仮名が良い!と思い、諸先輩と被らない平仮名2文字を五十音順で順に探したところ最後の方の「らい」だったとか。
「ら」までくるのにだいぶ時間がかかっただろうなぁ。

さおたさんが終始鼻をすすってらしたのでもらい泣きしっぱなしだったのですが、いつも思いますが組長さんというお仕事は本当に大変そうです。

お二人は最後まで笑わせてくれますが、挨拶では「宝塚」「花組の男役」「花組の娘役」に本当に愛していて誇りに思っていることがすごく伝わる素敵な良い時間でした。

いぶさんのお花渡し。
組:じゅりあさん、同期:くみちゃん。
いぶさん「ただただ好きで入団した宝塚でこんなにも長い期間いさせていただいて本当に幸せでした。この宝塚という世界での魔法が溶けてしまうのはとても寂しいですが、また生まれ変わっても絶対に宝塚に入りたいと思います。」

らいさんのお花渡し。
組:みりおさん、同期:愛純もえりさん。
らいさん「普段よく口にしている『ありがとう』をこんなに大勢のお客様の前で言わせていただける事が本当に幸せで有難いです。私はクガタチにいつでも立ち向かいます。」

みりおさんがらいさんへのお花渡しをされたんだけど、みりおさんが手に引っかかったのかなかなか取れず「イタタタ」みたいなことを言っていて、また笑いを誘ってました。

 

アンコール

アンコールは3回ありました。

 

花男夕霧らい様と花娘梅咲衣舞様

2回目のアンコールはみりおさんと退団者2人。
いぶさん「本当に幸せでした。ありがとうございました。」
らいさん「宝塚が!花組が!男役が!!・・・・・娘役も!!!大好きです!!!!

みりおさん「(らいさんを見ながら)娘役さん。可愛いよね〜(しみじみ)」
いぶさん「有難うございますぅ〜
この流れほんと最高!

 

明日海さんの挨拶

らいさんといぶさんに対して
みりおさん「二人がいつも笑わせてくれるから楽屋からは笑い声が絶えなかったです」
「(いぶさんを見て)ありがとう・・・(らいさんを見て)ございます」
と何故か分けておっしゃってました。何故。

キキちゃんには
みりおさん「私がトップに就任した次の公演から2番手になってくれました。
当時の私は自分の事で精一杯で犬かきの状態だったのに、静かに見守ってくれていて・・・。
私も二番手び時代に組を去りましたが、今こうして素敵な仲間に出会いました。なので宙組でも素敵な仲間に巡り会えます!」
というニュアンスのことを熱くおっしゃってました。

そして、
みりおさん「(キキちゃんがいる真逆を向いて)ありがとう。(キキちゃんがいないのに気が付き)あ。そっち!?」
流石です。みりおさん。

そんなみりおさんの独特の空気感。
私は好きなんですがご本人はやはり・・・
みりおさん「しっかりしてなくて・・・支えてくれてありがとう」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

花組ポーズ

みりおさん「気の乗った方は私達と一緒に花組ポーズをしてください」
音頭はキキちゃん。レクチャーをしていただいて。
キキちゃん「花組最高!!!」
みりおさん「お花屋さんでもまたやってもらいますので自主練しといてね

 

最後まで見逃せない

宝塚で見逃せないのが幕が降りる時、ライブビューイングでも私は見逃しませんでした。

・右肩にあるアファーを子供みたいにぶんぶん振り回しているマイティをみてマギーさんもやる仲良しっぷり!

・じゅりあさんがマギーさんのところまで寄って行ってグラスシャンシャンで乾杯!同期!

 

まとめ

笑って泣いて本当に観劇できてよかったです。
スカステ未加入なので、こういったライブビューイングで大千秋楽を観劇できるのは本当にありがたいです。
しかも退団者のらいさんといぶさん挨拶、そして組替えが決まったキキちゃんとひらめちゃんの二人の挨拶も観られて本当によかった。

しかし、今回ほど『ル・サンク』と照らし合わせに時間がかかったのは初めてかも

まろねこ

みりおさんがプログラム、ル・サンク、DVDとBDパッケージからイケメン。

をまつ

あやうく、東京公演のプログラムも手に取りそうになった。内容ほぼ同じやのに!